【サンパウロ新聞】岩手県人会で応援鑑賞会 福田こうへい氏 紅白出場で

県人会に集まった人たち

県人会に集まった人たち

 NHK紅白歌合戦に初出場した岩手県出身の演歌歌手・福田こうへいさん(36)の応援鑑賞会が、昨年12月31日午前8時15分からサンパウロ市リベルダーデ区の岩手県人会(千田曠曉会長)会館で開かれた。

 当日は、リベルダーデ広場での餅つき大会などとかち合ったり、時間帯が早かったためか参加者は10人ほどと少なかったが、岩手県出身の歌手の晴れ舞台とあって同県人関係者らは熱い思いで画面に見入っていた。

 福田さんは、2010年6月23日に発売した演歌「南部蝉(せみ)しぐれ」が演歌部門のCD売り上げ週間ランキングで1位を記録し、昨年の日本レコード大賞新人賞を受賞した上、NHK紅白歌合戦に初出場することが決定。昨年8月18日に行われた岩手県人会創立55周年に郷土芸能使節団の一人として来伯した。

 紅白歌合戦に12番目に出場した福田さんを応援した千田会長は「(福田さんの)高音の伸びがいいね。集まった人数は少なかったけれど、コロニアのおじいちゃん、おばあちゃんたちに喜んでもらおうと思って企画しました。やることに意義がありますね」と笑顔を見せていた。

モザイク

 岩手県人会館での福田こうへいさんの応援鑑賞会で、何年かぶりにNHKの紅白歌合戦を見せてもらった。ここ数年は形式を変えているのか、以前のように「紅組」「白組」というようなきっちりした分け方ではなく、紅白の女性と男性が入り交じってそれぞれ順番に歌い、昨年ヒットしたNHKテレビ小説の宣伝色が濃かったことなどもあって、何か今一つよく分からなかった。まあ、それでも日本国民をはじめ、海外在留邦人の心のよりどころとなっているのだから、NHKの看板番組なんだろうな。

サンパウロ新聞 2014年1月8日付